猫背と反り腰の違いは?呼び名ではなく、動きにくい方向で見る
猫背と反り腰は、骨盤がどちらに倒れているかで分かれます。猫背は骨盤が後ろに倒れて背中が丸まった状態、反り腰は骨盤が前に倒れて腰が反った状態を指すことが多い言葉です。どちらも正式な診断名ではなく、見た目に付けられた呼び名です。大切なのは、どちらに当てはまるかを決めることより、いまどの方向が動きにくいかを知ることです。
札幌北口・美しが丘・沼津駅前
平均評価4.8※個人の感想を含みます(2026年8月時点・Googleビジネスプロフィール)
フリー利用・少人数グループ・パーソナル
- 猫背と反り腰は、骨盤が前後どちらに倒れているかで分かれます
- どちらも診断名ではなく、見た目に付けられた呼び名です
- 両方の特徴が混ざっている方も多くいらっしゃいます
- 呼び名を決めるより、動きにくい方向を知るほうが役に立ちます
- 痛みやしびれをともなう方
- 側弯症など、背骨について診断を受けている方
- けがのあと、経過を確認中の方
- 妊娠中の方・産後で開始時期が未確認の方
- 通院中の方
持病や既往歴がある場合は、主治医の運動許可をご確認のうえご相談ください。
猫背と反り腰、両方あると言われました
珍しいことではありません。背中は丸まっているのに骨盤は前に倒れている、という組み合わせは多く見られます。呼び名を1つに決める必要はありません。
自分でどちらか分かりますか
壁に背中をつけて立ち、腰の後ろの隙間を見ると目安になります。手のひらが余裕をもって入る場合は前に倒れている傾向、ほとんど入らない場合は後ろに倒れている傾向です。
直せますか
姿勢は固定されたものではなく、動かせる範囲の結果として現れます。動きにくい方向が広がれば、取れる姿勢も変わります。1回で決まるものではありません。
いまどちらの傾向があるかは、体験のときに確認できます
2つの呼び名は何を指しているか
猫背は骨盤が後ろに倒れて背中が丸まった状態、反り腰は骨盤が前に倒れて腰が反った状態を指すことが多い言葉です。

骨盤は、前後に傾く動きをします。前に倒れると腰は反り、後ろに倒れると背中が丸まります。上に乗っている背骨の形は、この土台の向きに影響されます。
どちらも診断名ではありません
猫背も反り腰も、見た目に付けられた呼び名です。医学的な診断名ではないため、どこからが猫背でどこからが違う、という線引きもありません。
この点は先に共有させてください。呼び名に当てはまるかどうかを気にするより、いまどの方向が動きにくいかを知るほうが、取り組む内容につながります。
SNSや動画で「あなたは猫背タイプ」といった分類を目にすることがあります。分かりやすい一方で、当てはめること自体が目的になりやすい面もあります。分類より、動かしてみてどう感じるかのほうが確かな情報です。
両方の特徴が混ざることもあります
背中は丸まっているのに、骨盤は前に倒れている。この組み合わせは珍しくありません。骨盤の向きと背中の丸まりは、必ずしも連動しないためです。
「自分はどちらなのか」を1つに決めようとすると、かえって分からなくなります。混ざっている場合は、混ざっているという理解のままで構いません。
壁を使った確認のしかた
壁に背中をつけて立ち、腰の後ろの隙間を見ます。手のひらが余裕をもって入るか、ほとんど入らないかが目安になります。

- かかとを壁から少し離して立ち、お尻と背中を壁につけます
- 腰の後ろに手のひらを差し入れます
- 余裕をもって入る場合は、骨盤が前に倒れている傾向です
- ほとんど入らない場合は、後ろに倒れている傾向です
あわせて、後頭部が自然に壁につくかどうかも見てください。あごを上げて無理に付けようとしないでください。届かないこと自体は問題ではありません。
確認するときによくある間違い
後頭部を壁に付けようとして、あごを上げてしまう方が多くいらっしゃいます。あごが上がると、首だけで距離を埋めることになり、確認の意味がなくなります。あごは軽く引いたまま、届く位置で止めてください。
もう1つは、確認の最中に姿勢を直してしまうことです。「これが正しいはず」と思う形に整えてしまうと、普段の状態が見えません。力を抜いて、いつも立っているときの感じのまま壁につけてください。
ご家族に横から写真を撮ってもらうと、より分かりやすくなります。ご自身の感覚と、外から見た状態は一致しないことが多いためです。
気になっている場面を、そのままお伝えください
傾向ごとに動きにくくなる方向
骨盤が後ろに倒れている場合は反る方向が、前に倒れている場合は丸める方向が出にくくなります。
骨盤が後ろに倒れている場合
背中が丸まった位置が続くと、反る方向が出にくくなります。胸を開く動き、背中を伸ばす動きが小さくなり、肋骨も閉じたままになりやすくなります。腕を真上に上げる動きも、この状態では届きにくくなります。
骨盤が前に倒れている場合
腰が反った位置が続くと、丸める方向が出にくくなります。背骨を1つずつ順に丸めていく動きが、まとまって動いてしまいます。おなかの前側が働きにくい状態にもなりやすくなります。
どちらの場合も、ねじる動きは減ります
前後どちらに固まっていても、回旋の動きは小さくなります。正面を向いた作業が続く生活では、そもそも使われない方向でもあります。左右差が出やすいのもこの動きです。

「良い姿勢」に寄せようとしないでください
骨盤が後ろに倒れているから前に起こす、前に倒れているから後ろに引く。この考え方で力を入れ続けると、別の場所が固まります。
目指すのは、どこかの位置に固定することではありません。前にも後ろにも動かせて、そのあいだを行き来できる状態です。動かせる範囲が広ければ、その中で自然に落ち着く位置が決まります。
位置を作りにいくと、その姿勢を保つために力を使い続けることになります。保ち続ける方法は、仕組みとして続きません。
姿勢を意識していられるのは、意識している間だけです。作業に集中すれば、意識はそちらへ移ります。意識で保つのではなく、動かせる範囲を広げておくほうが、結果として日常に残ります。
レッスンで取り組むこと
動きにくくなっている方向を確認し、そこから広げていきます。呼び名で内容が決まるわけではありません。
同じ「猫背」でも、どの方向がどのくらい動きにくいかは人によって違います。呼び名で内容を決めてしまうと、必要でない種目に時間を使うことになります。
- 骨盤を前後に動かして、いまどこにあるかを自分で分かるようにする
- 背骨を1つずつ順に動かす感覚を確認する
- 呼吸で肋骨が広がる・閉じるを確認する
- ねじる動きの左右差を見る
この順番で進めることが多くなります。土台である骨盤の位置が分からないまま、上の背骨だけを動かそうとしても難しいためです。

マシンを使う利点
床の上では、姿勢を保つこと自体に力を使います。マシンは身体を支える面があるため、保つ力を減らした状態で、動かしたい場所だけに集中できます。
寝た姿勢のまま骨盤を前後に動かす種目から始められるので、立った状態で確認するより分かりやすくなります。立っていると、姿勢を保つための力が入り、骨盤だけを動かす感覚がつかみにくくなります。
左右差もあわせて見ます
前後の傾きだけでなく、左右のどちらかに寄る癖も日常では出やすい部分です。荷物を持つ側、脚を組む向き、立つときに体重を乗せる足。どれも片側に寄りやすいものです。
やりにくい側を無理に合わせるのではなく、差があることを知ったうえで進めます。左右をぴったり同じにすることが目的ではありません。

日常でできること
30分に一度、座り方を入れ替えてください。1つの正しい座り方を保ち続けるより現実的です。
身体は、よく取る位置に合わせて変わっていきます。1日8時間座っていれば、その姿勢が身体にとっての標準になります。逆に言えば、取る頻度が変われば標準も入れ替わります。
- 30分に一度は立ち上がり、数歩でも歩く
- 座り直すときは、深く・浅くを交互にする
- 1日に一度、反る動きと丸める動きを両方入れる

3つ目は、どちらの傾向であっても意味があります。動きにくい方向だけを練習するより、両方を行き来するほうが範囲は広がります。
やり方を細かく覚える必要はありません。椅子に座ったまま、背もたれに寄りかかって胸を開く。次に背中を丸めておへそをのぞき込む。これを数回ずつ行うだけで、前後どちらの方向にも動かしたことになります。
続けられる形にしておくことが、正確さより先にきます。完璧な形を1週間で終えるより、簡単な形を1年続けるほうが積み上がります。
椅子と机の高さを先に見る
椅子の高さは、足の裏が床につく位置が目安になります。足が浮いていると、支えを求めて骨盤が後ろに倒れやすくなります。座面が高い場合は、足元に台を置くだけでも変わります。
机が高すぎると、腕を持ち上げ続けることになり、肩から背中が固まりやすくなります。低すぎる場合は、のぞき込む姿勢になり背中が丸まります。肘が90度前後で置ける高さが目安です。
姿勢だけでどうにかしようとせず、変えられる環境から先に調整するほうが早い場合があります。
cocoro Pilates での通い方と店舗ごとの違い
札幌北口店・美しが丘店・沼津駅前店の3店舗です。提供している通い方と利用条件が店舗ごとに異なります。


店舗ごとの違い
沼津駅前店は女性専用です。札幌北口店・美しが丘店は男女ともご利用いただけます。各店舗の詳細は3店舗のご案内をご確認ください。
札幌北口店・美しが丘店は、同じ建物内に整体院・整骨院を併設しています(沼津駅前店は独立店舗です)。身体の状態を確認してからレッスンに入りたいという場合には、この2店舗をご検討ください。
通い方はフリー利用・少人数グループ・パーソナルの3つからお選びいただけます。気になる部位がはっきりしている場合は、パーソナルが合います。
まとめ
猫背と反り腰は、骨盤が前後どちらに倒れているかで分かれます。どちらも診断名ではなく、見た目に付けられた呼び名です。両方の特徴が混ざっている方も多く、1つに決める必要はありません。呼び名を決めることより、いまどの方向が動きにくいかを知るほうが、取り組む内容につながります。壁を使えば、ご自身で目安を確認できます。痛みやしびれをともなう場合は、運動より先に医師にご相談ください。
- 店舗ページから、通いやすい店舗を選ぶ
- 気になっている場面をお伝えいただく
- 実際に動いて、合う形態をご一緒に決める
よくあるご質問
猫背と反り腰、両方あると言われました
珍しいことではありません。背中は丸まっているのに骨盤は前に倒れている、という組み合わせは多く見られます。呼び名を1つに決める必要はありません。
自分でどちらか分かりますか
壁に背中をつけて立ち、腰の後ろの隙間を見ると目安になります。手のひらが余裕をもって入る場合は前に倒れている傾向、ほとんど入らない場合は後ろに倒れている傾向です。
直せますか
姿勢は固定されたものではなく、動かせる範囲の結果として現れます。動きにくい方向が広がれば、取れる姿勢も変わります。1回で決まるものではありません。
どのくらいで変わりますか
感じ方には個人差があります。意識していないときの立ち方が変わるまでには、1〜3ヶ月かかることが多いです。意識して直す姿勢と、意識せずに取っている姿勢は別のものです。
自宅でできることはありますか
反る動きと丸める動きを、1日1回ずつ入れてください。椅子に座ったまま、背もたれに寄りかかって胸を開く、背中を丸めておへそをのぞき込む。この2つで足ります。
痛みがあるのですが取り組めますか
痛みやしびれをともなう場合は、まず医師にご相談ください。診断を受けたうえで、動かしてよい範囲を確認してからのご相談になります。
どのくらいの頻度で通えばよいですか
回数より、間隔を一定に保てるかどうかのほうが積み上がります。2週間以上あくと、前回の感覚を思い出すところから始まります。週1回でも、間隔がそろっていれば変化は残ります。
参考文献
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35347.html
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「身体活動・運動」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35347.html
cocoro Pilates(こころピラティス)について
母体
整形外科・メンタルクリニック・整体院グループ・鍼灸院・パーソナルジムを運営する健康サービス企業が提供しています。
店舗
静岡・北海道でマシンピラティススタジオを展開しています。
ご利用状況
口コミ80件/平均評価4.8 ※個人の感想を含みます(2026年8月時点・Googleビジネスプロフィール)
これまでのご対応
2025年6月から2026年8月までに、のべ約5,600レッスンをご提供してきました(月平均およそ400レッスン)。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。痛みや不調のある方は自己判断せず、まず医師にご相談ください。