肩が気になる方のピラティス|肩甲骨が動かない状態と、日常でできること
肩の張りが気になるとき、肩そのものをほぐすより、肩甲骨が動くかどうかを見るほうが先です。肩甲骨は背中の上をすべるように動く骨で、腕を上げる動きの半分近くを担っています。ここが動かないまま腕を使い続けると、その分を首から肩にかけての筋肉が引き受けることになります。しびれや頭痛をともなう場合は、運動より先に医師にご相談ください。
札幌北口・美しが丘・沼津駅前
平均評価4.8※個人の感想を含みます(2026年8月時点・Googleビジネスプロフィール)
フリー利用・少人数グループ・パーソナル
- しびれ・頭痛をともなう場合は、運動より先に受診が必要です
- 肩そのものより、肩甲骨と胸郭が動くかどうかが関わります
- 肩甲骨は腕を上げる動きの半分近くを担っています
- デスクワーク中は、30分に一度の姿勢の入れ替えが先です
- 腕や指にしびれ・力が入りにくい感じがある方
- 強い頭痛・めまいをともなう方
- 発熱をともなう方、けがのあとの方
- 夜間や安静にしていても痛む方
- 通院中の方・診断を受けている方
持病や既往歴がある場合は、主治医の運動許可をご確認のうえご相談ください。
ピラティスで肩こりは治りますか
ピラティスは治療ではありません。身体の動かし方を身につけるものです。張りそのものへの対応は医療機関の領域になります。
肩を動かす種目をするのですか
肩まわりだけを動かすわけではありません。肩甲骨と胸郭が動くようにしていくため、背中や体側を使う種目が中心になります。
すぐ楽になりますか
感じ方には個人差があります。1回で張りが取れることを目的とした種目ではありません。動かし方が変わることで、日常での積み重なり方が変わっていきます。
いまの肩甲骨の動きは、体験のときに確認できます
まず医師にご相談いただきたいとき
腕や指にしびれがある、力が入りにくい、強い頭痛をともなう。このいずれかに当てはまる場合は、運動より先に受診が必要です。
肩の張りには、動かし方で変わるものと、そうでないものがあります。運動から始めてよいかどうかを、こちらで判断することはできません。首や神経が関わっている場合は、動かし方を変えても状況は変わらないためです。
とくに、腕から指にかけてのしびれや、握力が落ちている感じがある場合は、首の状態が関わっている可能性があります。この段階で肩まわりを大きく動かすことは適さない場合があります。
長く続いている張りが、ある時期から急に強くなった、という変化も確認していただきたい内容です。同じ張りが続いている場合とは、意味が違うことがあります。

診断を受けている場合にお伝えいただきたいこと
すでに診断を受けている場合は、その名称と、示された「してよい動き・避ける動き」をそのままお伝えください。こちらで解釈を変えることはありません。
とくに、腕を上げる動きを制限されている場合と、首を反らす動きを避けるよう言われている場合とでは、組み立てが変わります。どちらなのかが分かっていないと、範囲の中で進められません。
「特に何も言われなかった」という情報も、判断の材料になります。何を確認したかをそのままお伝えいただければ十分です。
肩甲骨が動かないとどうなるか
腕を上げる動きは、肩関節と肩甲骨で分担しています。肩甲骨が動かないと、その分を肩関節と首まわりが引き受けます。

肩甲骨は、背中の上をすべるように動く骨です。肋骨の上に浮いていて、上下・前後・回転と、いろいろな方向に動きます。腕を真上に上げるとき、この骨は大きく回転しています。
デスクワークが続くと、腕を身体の前で使う時間が長くなります。肩甲骨が前に引かれた位置で固定され、動く範囲が小さくなっていきます。この状態で腕を使い続けると、動きの不足をどこかが埋めることになります。
「ほぐす」で戻らないことがある理由
張っている場所をほぐすと、その場では楽になります。動かし方が変わっていなければ、同じ使い方が続くことになります。
ほぐすこと自体が悪いわけではありません。楽になる時間があることには意味があります。順番として、動かし方のほうも見ておかないと、同じところへ戻り続けることになる、という話です。
張りが出ている場所は、負担が集まっている結果です。原因が別の場所にある場合、そちらが動くようにならないかぎり、同じ積み重なり方が繰り返されます。

胸郭も一緒に見る理由
肩甲骨は肋骨の上に乗っています。土台である胸郭が動かないと、その上の肩甲骨も動きにくくなります。背中を反らす、ねじる、体側を伸ばす。こうした動きが小さくなっていないかを、あわせて見ていきます。
座っている時間が長いと、背中が丸まった位置で固定されやすくなります。この状態は、肋骨が閉じたまま動きにくい状態でもあります。肩甲骨だけを動かそうとしても、土台が動かないぶん、動かせる範囲は限られます。
気になっている場面を、そのままお伝えください
レッスンで取り組むこと
肩まわりだけを動かすわけではありません。背中や体側を使う種目が中心になります。
肩甲骨を動かす方向をそろえる
肩甲骨は上下・前後・回転と動きます。動きにくい方向は人によって違うため、まずどの方向が小さくなっているかを確認します。全方向を均等に動かす必要はありません。
胸郭の動きを取り戻す
息を吸って肋骨が広がる、吐いて閉じる。この動きが小さいまま固まっていると、胸郭全体が動きにくい状態が続きます。呼吸と動きを合わせるところから確認します。
腕を使うときの出どころを変える
ものを取る、押す、引く。これらの動作を、肩から始めるか、背中から始めるかで、負担のかかる場所が変わります。日常でよく行う動作に近い形で確認していきます。
肩を下げようとしすぎない
「肩を下げて」という指示を、力で押し下げる動きとして受け取ってしまう方がいらっしゃいます。押し下げ続けると、別の場所が固まります。目指すのは、必要なときに上がり、終われば戻ってくる状態です。位置を固定することではありません。

マシンを使う利点
肩甲骨を動かす練習は、床の上でもできます。マシンを使う利点は、腕に一定の抵抗がかかることです。
何も持たずに腕を動かすと、動かせているかどうかの手応えがありません。マシンのストラップを引く動きでは、抵抗があるぶん、背中のどこが働いているかを感じ取りやすくなります。スプリングの本数で抵抗を変えられるので、軽い設定から始めて確認できます。
寝た姿勢のまま取り組める種目も多くあります。立って行うと姿勢を保つことに力を使うため、肩まわりが気になる段階では、寝た姿勢から入るほうが集中しやすくなります。
デスクワーク中にできること
姿勢を正しく保ち続けるより、30分に一度入れ替えるほうが現実的です。同じ姿勢を続けること自体が負担になります。

- 30分に一度|立ち上がって数歩でも歩く。それだけで姿勢が入れ替わります
- 画面の高さ|目線が下がるほど、首から肩の負担は増えます
- 肘の支え|腕が宙に浮いている時間が長いと、肩が持ち上げ続けることになります
3つのうち、変えやすいものから1つだけ選んでください。全部やろうとすると、どれも続きません。
ノートパソコンを直接机に置いて使っている場合は、画面の高さがいちばん変えやすい項目になります。台を挟んで目線の高さに近づけ、キーボードを別に用意する。この形にすると、目線と腕の位置を別々に決められます。
「正しい姿勢」を探しすぎない
正解の姿勢を1つに決めて保ち続けようとすると、かえって力み続けることになります。同じ姿勢を長く保つこと自体が負担になるためです。
大切なのは、同じ姿勢を続けないことです。深く座る、浅く座る、少し前に体重を移す。時間の中で変えていけるほうが、1つの正解を保つより現実的です。
椅子や机の高さ、画面の位置を変えられる環境であれば、そちらを調整するほうが早い場合もあります。姿勢だけでどうにかしようとしないでください。
変化をどう確かめるか
腕がどこまで上がるか、左右で違いがあるか。この2つを残しておくと、感覚ではなく材料で判断できます。
張りの強さは、その日の睡眠や作業量で変わります。強さだけを見ていると、変化しているのかどうかが分かりません。
- 腕の上がり方|壁に背をつけて、両腕をどこまで上げられるか
- 左右差|やりにくい側が、どこまで近づいたか
- 張りが出る時間帯|午前から出るのか、夕方だけなのか
3つ目は見落とされやすい指標です。同じ強さでも、出るまでの時間が延びていれば、積み上がっています。
壁を使った確認のしかた
壁に背中とお尻をつけて立ちます。腰の後ろに手のひらが1枚入るくらいの隙間を残したまま、両腕をゆっくり上げていきます。
腰が壁から離れる、肋骨が前に出る、腕が耳の横まで来ない。このいずれかが起きた位置が、いまの目安になります。無理に上げようとせず、変化が起きた位置で止めてください。毎回同じ手順で確認すれば、前回との違いが見えます。

写真を撮るなら、横向きが分かりやすくなります。肩の位置と、耳との前後関係が見えるためです。同じ場所・同じ時間帯・同じ服装で撮ってください。撮る間隔は1ヶ月に1回で足ります。毎週撮ると差が小さく、変化していないように見えてしまいます。
cocoro Pilates での通い方と店舗ごとの違い
札幌北口店・美しが丘店・沼津駅前店の3店舗です。提供している通い方と利用条件が店舗ごとに異なります。


店舗ごとの違い
沼津駅前店は女性専用です。札幌北口店・美しが丘店は男女ともご利用いただけます。各店舗の詳細は3店舗のご案内をご確認ください。
札幌北口店・美しが丘店は、同じ建物内に整体院・整骨院を併設しています(沼津駅前店は独立店舗です)。身体の状態を確認してからレッスンに入りたいという場合には、この2店舗をご検討ください。
通い方はフリー利用・少人数グループ・パーソナルの3つからお選びいただけます。気になる部位がはっきりしている場合は、パーソナルが合います。
まとめ
肩の張りが気になるとき、肩そのものより、肩甲骨と胸郭が動くかどうかを見るほうが先です。肩甲骨は腕を上げる動きの半分近くを担っており、ここが動かないと首から肩にかけてが引き受けることになります。レッスンでは、背中や体側を使う種目が中心になります。しびれや頭痛をともなう場合は、運動より先に受診が必要です。デスクワーク中は、姿勢を正しく保ち続けるより、30分に一度入れ替えるほうが現実的です。肘を机につけて肩の力を抜く、椅子に浅く座り直す。この程度の入れ替えで足ります。
- 店舗ページから、通いやすい店舗を選ぶ
- 気になっている場面をお伝えいただく
- 実際に動いて、合う形態をご一緒に決める
よくあるご質問
ピラティスで肩こりは治りますか
ピラティスは治療ではありません。身体の動かし方を身につけるものです。張りそのものへの対応は医療機関の領域になります。
肩を動かす種目をするのですか
肩まわりだけを動かすわけではありません。肩甲骨と胸郭が動くようにしていくため、背中や体側を使う種目が中心になります。肩の種目をしていないから効いていない、ということにはなりません。
しびれがあるのですが通えますか
しびれがある場合は、まず医師にご相談ください。首の状態が関わっている可能性があります。診断を受けたうえで、動かしてよい範囲を確認してからのご相談になります。
どのくらいで変わりますか
感じ方には個人差があります。1回で張りが取れることを目的とした種目ではありません。腕の上がり方や左右差を記録しておくと、変化を材料で判断できます。
マットではなくマシンのほうがよいですか
腕に一定の抵抗がかかるぶん、背中のどこが働いているかを感じ取りやすくなります。寝た姿勢のまま取り組める種目も多いため、肩まわりが気になる段階では進めやすい面があります。
巻き肩と言われたことがあります
肩甲骨が前に引かれた位置で固定されている状態を指して使われることが多い言葉です。姿勢の名前として捉えるより、どの方向に動きにくいかを確認するほうが、レッスンの組み立てにつながります。
参考文献
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35347.html
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「身体活動・運動」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise
- 日本整形外科学会「頸椎症性神経根症」https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_spondylotic_radiculopathy.html
cocoro Pilates(こころピラティス)について
母体
整形外科・メンタルクリニック・整体院グループ・鍼灸院・パーソナルジムを運営する健康サービス企業が提供しています。
店舗
静岡・北海道でマシンピラティススタジオを展開しています。
ご利用状況
口コミ80件/平均評価4.8 ※個人の感想を含みます(2026年8月時点・Googleビジネスプロフィール)
これまでのご対応
2025年6月から2026年8月までに、のべ約5,600レッスンをご提供してきました(月平均およそ400レッスン)。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。痛みや不調のある方は自己判断せず、まず医師にご相談ください。